平次くん:軽減税率が始まったら、レジでもわかるのかな?

ベルちゃん:ちょっと難しい話になるけど、区分記載請求書、あるいはインボイスの記載事項の一つである、「取引に係る資産の内容」は、個別の商品の商品名を書くことが原則なのよ。

平次くん:じゃ、レジは大変だね。

ベルちゃん:そう、だから、多数の商品を登録することができないレジの場合には、商品の一般的総称、例えば、八百屋であれば「野菜」、精肉店であれば「肉」、または「食品」や「飲食料品」、あるいは「雑貨」等、商品が軽減税率の対象か、それ以外かがわかる程度でいいとされているのよ。

平次くん:それなら、わかりやすいね。

ベルちゃん:それだけじゃないのよ。軽減税率対応と表記されたレジには、名称と適用税率を登録できるボタンが用意されているので、最低限「食品」と「雑貨等」の二つのボタンを登録をすれば、軽減税率に対応できるようになるんだって。

平次くん:へぇーそうなんだ。

ベルちゃん:それでね、同様に、「テイクアウト」「店内食品」「出前」「飲食料品販売」「送料等」などのボタンがあれば、軽減税率対象とそれ以外の区分が可能なのよ。それに、事業者によっては、「非課税」というボタンも必要よね。

平次くん:これなら、僕にもわかるよ。

ベルちゃん:まぁーえらい!ちゃんと勉強したのね。

平次くん:えっへん